よくニュースでGDPの増加、減少など聞いたりすることがここ最近増えたと思います。
ですが、GDPって何?という方も実はいるのではないかな…?今更聞けない…なんてことも。
なので超絶わかりやすく解説していこうと思います!!!
GDPとは、Gross Domestic Product の略で、
GDP=国内総生産 のこと。
一定期間に国内で生産されたモノやサービスの付加価値の総計。
もっとわかりやすく言うと、
1年間に国内で商品を買ったり、家を建てたりして使われたお金の総計です。
さらにGDPとは2種類あり、
名目GDPと実質GDPがあります。
名目GDPとは、そのままの金額で算出したGDPになります。
しかし、貨幣の価値は毎年変化するため他の年のGDPと比較する時に名目GDPのみでは、正確なGDP成長率がわかりません。
なので、比較したい年のGDPを同じ時期の貨幣価値に変換することで正確な成長率の測定ができるようになります。
これが実質GDPです。
(貨幣価値の変動を考慮せず、名目GDPのみで経済成長を測ってしまうと、実際はマイナスの成長率なのにプラスの成長率が算出されてしまう)
1年間のGDPの値を他国と比較する場合は、名目GDPを見る。
過去と比べてどのくらい成長しているかを知るには、実質GDPを見る。
GDPは%で表示されることが多い。
GDPが何%増加、減少とわかりやすく数値で表現しています。
実際に好景気では、
GDPの増加→企業の利益増加→所得・雇用が増える
不景気では、
GDPの減少→企業の利益減少→所得・雇用が減る
このようにGDPは日本の景気を表しています。
次に世界のGDPランキングを見てみましょう。
2018年 世界GDPランキング(名目GDP:単位:百万US$)
1位 アメリカ 20,580,250
2位 中国 13,368,073
3位 日本 4,971,767
4位 ドイツ 3,951,340
5位 イギリス 2,828,833
日本はずっと2位でしたが、2010年に中国に抜かされてから現在まで3位。
ちなみに1人当たりのGDPランキングには、アメリカは9位、中国は17位、日本は26位まで落ちています。
(1位 ルクセンブルク 2位スイス 3位マカオ 4位ノルウェー 5位アイルランド)
国全体でみると3位ですが、国民一人当たりだと26位。
かつて日本は1988年(バブル期)に一人当たりのGDPランキングで2位でした。
ここまで落ち込んだ一つの原因として、国内での貧富格差が大きいという事と少子高齢化が進み働き世代が減っている事などがあります。
日本はかつて経済大国と言われていましたが、バブル崩壊から30年かけて徐々に衰退していっている現状です。
今年(2020年)はコロナの影響もあり、どれだけ落ち込むのか今だ見当もつきません。
ですが、未来は私たち次第。まずはしっかりと現状を知ること、そして日本だけではなく世界情勢にも興味を持ち、広い視野で物事を考えて行動していけるように一人ひとりの自覚が大切になっていきます。
今回は、GDPについて言葉の意味と内容をわかりやすく噛み砕いて解説いたしました。
誰でもわかる政治経済シリーズまだまだ続きます。